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代表 中山 康夫(なかやま やすお) プロフィール
2002年5月に、野あそびのプロ集団「ろぜっとわーくす」を設立し、全国の小学校、幼稚園、保育園、児童館、母親クラブ、子ども会等の依頼を受け、子どもたちの自然ふれあい活動の実践や講演会、指導者の研修会、環境劇やフィールドファンタジー (自然を題材にした参加型野外劇)の公演を行っている。
同年5月に横浜市青葉区の学校法人四恩学園ナザレ幼稚園の、野外活動研究所
「森の幼稚園」所長に就任し、幼児の野あそびの研究、実践を13年間行う。
2015年12月に退職し「ろぜっとわーくす」活動に専念する。
主な著書
絵本 木のしあわせ(萌文社)
主なテレビ出演
NHK マサカメTV 野あそびの達人として出演
その他情報番組等に単発で出演している。
平成27年度主要活動実績
千葉県富津市 大貫保育園「野あそび指導」
大切にしている言葉
「いい加減」「死ぬほどほめる」「自然と子どもの間に虹の架け橋を」
子どもの保育、教育で大切なことは、本人自らが気づき意欲的に行動できるきっかけをつくってあげることだと思っている。
自然を教えてくれるのは「自然そのもの」。先生は「自然」。私の仕事は、子どもたちが素晴らしい自然に気づき識るためのきっかけをつくってあげること。
*子どもたちの環境教育に携わり、かれこれ40年が経った。
ここにきてやっと、子どもたちの環境教育の中で大切にしたいことが、 何よりも実体験であることが明確になってきた。
実体験を通して気づき、その感動を仲間や家族と共有し、識り、学び、大切にする心を育むための啓蒙啓発活動を今後も続けてゆきたい。
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子どもと自然つなぐ 横浜市青葉区寺家町にある「からんこ山」は日中、雑木林の中で遊ぶ「森の幼稚園」や学童保育の子どもたちの歓声が絶えない。この里山を拠点に、中山康夫さん(58)が自然と仲良くできる子どもたちを育てる活動を始めて8年。野遊びのプロの中山さんに、野遊びの心を聞いた。 (谷啓之)
――子どもの野遊びが仕事になったいきさつは?
自然の中で子どもたちを遊ばせるイベントの企画・運営などの仕事をしました。30代半ば、に自然観察指導員の研修会を受講したのをきっかけに、「自然と子どもたちをつなぐ懸け橋になろう」と思いました。子どものころを思い出し、仕事の合間に昆虫の写真を撮り、図鑑と照らして名前を覚えました。草花や樹木、鳥にも自然と関心が広がりました。その後、児童館職員が野外活動を学ぶ研修会がこどもの国で始まり、自然と触れ合う遊び方を提案したり、研修会の講師に招かれたりするようになりました。
――なぜ、退職したのですか。
――野遊びのプロ集団「ろぜっとわーくす」を作りました。
例えば、冬のタンポポの観察。茎を伸ばさず、葉を広げている「ロゼット」という状態は北風をよけ、弱い日差しを満遍なく受けるための植物の知恵です。
――研修会の講師として感じることは?
――自然と触れ合うコツは?
なかやま・やすお 1951年生まれ。こどもの国に27年間、勤務したあと、2002年からナザレ幼稚園野外活動研究所「森の幼稚園」所長。絵本「ねっころがったら」(萌文社)を5月に出版する=横浜市青葉区、麻生健撮影 |
−−−−− <1月> −−−−− ○神奈川県大和市児童クラブでの自然ふれあいあそび −−−−− <2月> −−−−−
○千葉県富津市 大貫保育園 野あそび 2回 −−−−− <3月> −−−−−
○千葉県富津市 大貫保育園 野あそび 2回 −−−−− <4月> −−−−−
○科学技術館(千代田区)サイエンス友の会 野あそび −−−−− <5月> −−−−−
○千葉県富津市 大貫保育園 野あそび 4回 −−−−− <6月> −−−−−
○らでぃっしゅぼーや 野あそび元気塾 −−−−− <7月> −−−−−
○石川県山中町 キャンプ指導 −−−−− <8月> −−−−−
○山梨市 キャンプ指導 −−−−− <9月> −−−−−
○BS日テレ「それいけ!アンパンマンくらぶ」出演 −−−−− <10月> −−−−−
○神奈川県大和市児童クラブでの自然ふれあいあそび 5回 −−−−− <11月> −−−−−
○幼児・学童の環境教育研修会(山梨市) −−−−− <12月> −−−−− ○神奈川県大和市児童クラブでの自然ふれあいあそび 4回
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ろぜっとわーくす 代表 中山 康夫
遺伝子は同じということになります。 人間に自然環境が必要なのは、どうやらこの 99パーセントに鍵がありそうです。
おとなの皆さんも自分のこどもの頃と現在を比較して考えていただければ、わ ずか20〜30年で、どれほど自然が壊されてきているかお分かりいただける と思います。 かつては身近に必ずといっていいほどあり、こどもたちの遊び場であった原っ ぱや空き地、小川や雑木林は、造成により宅地や道路に変わってしまいました 街を歩いてもこどもたちの遊ぶ姿を見かけることが少なくなってきました。 少ないどころか、公園でさえも、こどもたちを見かけることが珍しい光景にな りつつあります。
ここまで自然が壊されてきて、やっとおとなたちは気づいてきたようです。
最近ではいたるところでホタルの飛び交う川やメダカの泳ぐ小川を復活させよ
どうやらここにきてやっとおとなは自然の大切さに気づいてきたようです。
ところがこの本能も自然からながく疎外されていると麻痺してしまうと私は思
自然は多様な情報を私たちに与えてくれます。例えば木登りと校庭にある登り
こども時代にはこのような自然から受ける刺激や、それによって培われる情報
では具体的にどうしたら良いのでしょうか。自然は身近からどんどん無くなっ
レイチェル・カーソンさんが「センス・オブ・ワンダー」の著書の中で「幼児
あるとき私はこんな光景を目にしました。春の川沿いの小道を母親と4、5歳
こども時代には身近な自然が一番大切です。それも身近なおとなが側にいて共
冒頭に戻って、チンパンジーと人間の1パーセントの遺伝子の違いの中身は何
こども時代の豊かな感性を取り戻すための究極の自然体験を一つお教えします
こどもたちには誰にでも無限の可能性が秘められています。その可能性を引き
おとなたちが力を合わせ、地域のこどもたちに素晴らしい野あそび体験をさせ
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